井戸の中の蛙大海を知らず
井戸の中の蛙大海を知らず
井戸の中にいる蛙は井戸の外にある大海を知らない
現状に満足せずに広い視野を持つ大切さを教えるときによく使われる日本のことわざじゃが
日々成長している私たち人間にとっては基本としておくべき大切な言葉じゃとワシは思う
ワシの子供時代に特に知っておきたかったことでもある
小さい頃は幼稚園や小学校、家族といった物差ししか持っておらんかった、おそらくほとんどの人がそうであったじゃろう
小学校の運動会では一番足が早かった
勉強はクラスで一番できた
家の中では一番お母さんのお手伝いをした
なんでも一番を目指すということは素晴らしいことじゃ
とても自分を誇らしく感じることができるじゃろう
じゃが世の中にはもっと広い世界があるということをいつかは知ることになる
それを見て見ぬふりして目の前のことに集中してしまうのも一つの手なのかもしれんが
ワシから言わせればそれは自分の成長から目を背けているのと同じことじゃ
もっと広くて大きな海に飛び込むと自分がどれだけ小さな世界に閉じこもっていたのかが痛いほどわかる、それだけ外の世界には新しい発見がたくさんあるということじゃ
もちろん恐怖を感じることもあるじゃろうしあぶない目に遭うこともあるかもしれん
じゃがそれすらも自らの経験と捉えることができたら人として一気に成長していくことができるじゃろう
井戸の中で何年準備をしても構わない
でもいつかは自分の世界、ものさしを広げるために井戸から出てみてほしい
海に出ることで新しく出会う経験や仲間、景色がお主を待っているはずじゃ
じゃがこの言葉には続きがあると言われている
井戸の中の蛙大海を知らず
されど空の深きを知る
ことわざというのは良くできておる。
その場所にいるお主にしか見えない景色がある、それに気づくことができたらこれからの時間がより輝いて見えてくるじゃろう
最後まで読んでくれてありがとう
次回もお楽しみに(^^)v